奥日光で冬支度 日光二荒山神社中宮祠で落ち葉たき

白煙が立ち上る境内

 【日光】「立冬」の7日、奥日光の日光二荒山神社中宮祠で冬の到来を告げる毎年恒例の「落ち葉たき」が行われた。

 同神社では立冬に合わせ、冬支度に向けた風物詩として落ち葉たきを実施している。

 快晴のこの日は、神職や八乙女(やおとめ)(みこ)が作業を行った。境内の落ち葉を1カ所に集め、火を付けるとモクモクと白煙が立ち上った。居合わせた参拝者は作業の様子を見物したり、写真を撮ったりしていた。

 同神社の須藤茂成(すとうしげなり)権禰宜(ごんねぎ)(33)は「これから正月の準備も始まる。皆さまが来年より良き年になるようお祈りしている」と話した。

 奥日光では紅葉が最終盤となり、各所で落ち葉が見られるなど秋が終わりを迎えようとしている。11日には男体山の閉山祭が行われる。

白煙が立ち上る境内

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