コロナ禍で3年ぶり 町内会で地域行事 防災訓練とミニ運動会 広島市

新型コロナの感染再拡大が懸念されていますが、広島市内のある町内会では3年ぶりの地域行事がありました。町内の親ぼくを図ろうと開かれた防災訓練とミニ運動会です。

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5日、雲ひとつない秋晴れのもと集まったのは、広島市南区の東雲一丁目町内会の住民およそ200人です。

参加者は、まず津波や高潮が発生したときの一時避難場所になっている建物の入口を確認しました。

地元の防災士から「ここから3階より上に上がってください」とアドバイスを受けました。

公園に戻って、今度は広島市消防局の隊員の指導で心肺蘇生法を体験し、AEDの使い方も教わりました。

この後はお楽しみ、ミニ運動会です。

子どもからお年寄りまで参加者全員がパン取り競争や玉入れを楽しみました。最高齢の運動会参加者は、89歳だったそうです。

町内会ではコロナ禍で3年間、運動会や盆踊りなどの行事がまったく行われませんでした。このため、今回のイベントは地域の絆を深めようと企画されました。

参加した親子
「久しぶりなので、なかなかできなかったのでいいすね」

「防災の場所も知れたし、地域の交流にもなって、子どもたちも楽しんでいるので」

「楽しかったです」

イベントの実行委員長 藤原みどりさん
「年配の方もあたたかく見守ってくれて、とてもあたたかい会になってうれしい」

町内会では、「地域を守り、人を助けるのは人しかいない」という意識を持って、今後も交流する機会を増やしていきたいとしています。「冬にはもちつき大会を開催できれば」と話していました。

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