「私が代表であるはずがない」男性憤り 寺田稔竹原後援会の「代表」と記載

後援会の事務処理をめぐって追及が続く寺田稔総務大臣…。また、その追及のタネとなるのでしょうか。竹原後援会の収支報告書に代表と記載された男性は、「自分が代表であるはずがない」と否定しています。

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下見勝二さん(96)
「こんなのは、初めて見た」

そう語るのは、寺田大臣の竹原後援会の代表とされる下見勝二さん、96歳です。

2020年の竹原後援会の収支報告書には、代表者に下見さんの名前が…。しかし、この報告書を見た下見さんは…。

下見勝二さん
「この書類があるということ自体が考えられない」

下見さんは、「過去には代表を務めていた時期があるかもしれない」と話します。しかし、「5年以上前から後援会とは関わりがない」と強調しました。

下見勝二さん
「こんな報告書が実在することが不自然極まりない。とうの昔にわたしは、この事務所の連中から排除された。あなたは出入りしてもらったら困るいうてね。事務処理がね、でたらめよね」

下見さんは、2020年のときに自身が代表であるはずがないと強く否定しました。

一方、下見さんについて寺田大臣は、1日の参議院総務委員会で、「前任が亡くなったあと、代表に就任したと聞いている。交代の方向で検討されていると聞いているが、現在も代表だ」と答弁しています。

寺田大臣の竹原後援会をめぐっては、収支報告書に亡くなった人物が会計責任者として記載されていたことも明らかになっています。

寺田大臣は、「連絡ミスで、死亡情報が事務を行う者に伝わっていなかった」と釈明しています。後援会については、「自分が管理する団体ではなくチェックすべき立場にない」としたうえで「体制について見直しをお願いしている」としています。

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