村田製作所、中国江蘇省の工場敷地内に新生産棟建設開始 積層セラミックコンデンサー向け部材生産

村田製作所が中国・江蘇省に建設する新生産棟のイメージ

 村田製作所は11月7日、中国・江蘇省の工場敷地内で、積層セラミックコンデンサー向け部材の新生産棟の建設を始めたと発表した。電気自動車(EV)やスマートフォンなどの需要増に対応する。投資額は約445億円。同社の1回の設備投資としては過去最大規模となる。

 新生産棟は11月1日に着工し、2024年4月に完成予定。延べ床面積は約5万1千平方メートル。積層セラミックコンデンサーは自動車の電装化や第5世代(5G)移動通信システムの普及に伴って売り上げが増える見通しだ。中長期的な需要増加に対応できる体制の構築を目指す。

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