大漁旗なびかせ 勇壮な漁船パレード 松浦・星鹿くんち

「星鹿くんち」で航海の安全と大漁を願い、大漁旗をなびかせ海上を勇壮にパレードする船団=松浦市星鹿漁港沖

 古くから漁業が盛んな長崎県松浦市星鹿町で5日、羽黒神社(森川卓行宮司)の例大祭「星鹿くんち」があり、星鹿漁港沖で勇壮な漁船パレードが繰り広げられた。
 パレードは、航海の安全や大漁などを願い明治時代から続いている。神事の後、みこしは星鹿地区を巡幸し、漁港で船に移された。
 みこし船を中心に色鮮やかな大漁旗をなびかせた約30隻の船団は、大音響の音楽を流しながら同漁港沖合を3周。岸壁や防波堤に陣取った多くの住民が、豪快に波しぶきを上げて出港する船団に手を振りながらパレードを見守った。


© 株式会社長崎新聞社