“芽が出る” おせちの食材 クワイ 広島・福山市で出荷はじまる

正月のおせち料理に使う縁起物の食材「クワイ」の出荷が、広島・福山市で始まりました。

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検査員
「ええなあ、ええクワイじゃ」

福山市にあるJAの集荷場です。早朝から検査員たちが、クワイの色や大きさ・形などを確認しました。

クワイは、「芽が出る」縁起物として知られ、正月のおせち料理を彩る食材の1つです。

福山市では32戸の農家が栽培していて、生産量は全国で最も多く、およそ58%のシェアを占めています。初出荷量は、ここ数年で最も少ない1300キロあまりでしたが、ことしは平年並みの130トンほどを見込んでいるということです。

福山くわい出荷組合 渡辺孝信 組合長
「(ことしは)天候が非常によかったのでいいんですけど、じゃっかん、降雨量が少なかったもので、ちょっと小ぶり傾向かなと思います。縁起物のクワイを食べていただきまして、日本全国に良い芽が出るように思っています」

出荷は、来月初旬にピークを迎え、県内のほか、東京や関西・九州地方などに届けられます。

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