美咲町長に青野氏 無投票再選 「子育てしたいと思う町目指す」

無投票で再選を決め、支持者らと万歳する青野氏(中央)

 任期満了に伴う岡山県美咲町長選は8日告示され、無所属現職の青野高陽氏(54)のほかに立候補はなく、無投票で2回目の当選が決まった。同町長選は2018年の前回に続き無投票となった。

 午後5時に立候補の届け出が締め切られ、再選を決めた青野氏は、同町打穴中の選挙事務所に集まった支持者約150人(事務所発表)と万歳で喜びを分かち合った。

 青野氏は「1期目は義務教育学校、町役場などを集めた多世代交流拠点といった基盤整備に取り組んだ。2期目はこれらの機能を生かしながら町づくりを進めたい。子育て支援に力を入れ、子どもの笑顔が輝き、町内で子育てしたいと若い世代が思う町を目指す」と抱負を述べた。

 連続で無投票となった点については「大きな責任を与えられたと感じる。より住民の声を聞き、謙虚に行政を進める」と語った。

 青野 高陽氏(あおの・たかはる)新聞社勤務を経て、2007年4月の県議選久米郡選挙区に自民党から出馬して連続3選。前町長の辞職に伴う18年12月の町長選に立候補し、初当選した。東洋大卒。打穴西。

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