ウクライナ避難民支援へ カメラマン川田さん写真展

ウクライナ避難民を支援しようと、カメラマンの川田茂雄さんが開いているチャリティー写真展

 県内在住のウクライナ避難民を支援しようと、宮崎市高洲町のカメラマン川田茂雄さんは、チャリティー写真展を同市の九州電力宮崎支店1階で開いている。県内のアーティストらを収めた写真など約400枚を展示。会場で募金を集め、同市の宮崎ウクライナ避難民支援ネットワークに全額寄付する。13日まで。
 東京都出身の川田さんは、かつての転勤先である本県に2006年に移住した。ライブ会場などで撮影を始め、19年に宮崎を代表するライブハウス「ニューレトロクラブ」が火災で全焼した際には、チャリティー写真展を開いた。
 今回は新聞などでウクライナ避難民の現状が報道される中、「少しでも笑顔につながれば」と写真展の開催を決めた。会場には約300人の県内アーティストが、ライブで熱唱する様子などを収めた写真を展示している。
 川田さんは「大変な苦労をした避難民が、宮崎で元気に過ごすためにも多くの人に訪れてほしい」と話している。
 写真展は午前10時~午後5時。12日午後2時半と13日同2時からは、県内アーティスト計18組が出演する音楽祭も開かれる。

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