栃木県日光市の世界遺産「日光の社寺」の門前町にある老舗和菓子店「湯沢屋」で、石蔵の壁面を覆うツタが紅葉した。今季から一般公開している。
私有地のため、これまでは非公開としていた。同店は店舗裏手に2月、「鉢石(はついし)カフェ」をオープンしたため、隣接する石蔵を誰でも見ることができるようになった。
ツタは、大正時代の石蔵の壁面全てを覆うように繁茂している。特別な手入れはしておらず、年々成長しているという。
10日はツタが真っ赤に色づき、訪れた人たちが写真を撮るなどして見入っていた。15日ごろまで楽しめるという。
同店7代目の高村英幸(たかむらひでゆき)社長(59)は「今年はかなりきれいに色づいた。気軽に立ち寄って、ぜひ見てほしい」と話している。