横須賀・浦賀の名所巡りイベントがスタート 熱気球の姿に歓声

熱気球の搭乗体験は中止されたが、徐々に膨らんで立ち上がる様子が公開された=横須賀市浦賀

 産業遺産が残り、ペリー来航の地としての歴史がある神奈川県横須賀市浦賀地区の魅力に触れられる観光イベント「メグルプロジェクト」が12日、始まった。約千隻の船を造った工場跡地「浦賀ドック」や旧陸軍の軍事施設「千代ケ崎砲台跡」などが一般公開された。

 1871(明治4)年、日本人の手によって初めて熱気球が上げられたのが市内だったことにちなみ、熱気球の体験搭乗が企画された。あいにくの強風のため、搭乗は中止されたものの、会場に熱気球が姿を現すと来場者から歓声が上がった。

 イベントは12月11日までの土日・祝日の11日間行われ、夜の浦賀ドックをライトアップして行うコンサートなど、浦賀の名所を満喫できるさまざまな企画が同時開催される。

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