農福連携、和栗ジェラート 小田原で19、20日に旬の味 農業まつりで限定販売

ジェラートの材料となった栗の収穫と加工に一役買った障害者施設の通所者ら=小田原市内

 材料の栗を障害者が収穫して加工を手伝うなど、農福連携で開発された小田原産和栗のジェラートが今月19、20日に開催される「小田原市農業まつり」で限定販売される。関係者は「地元の秋の味を堪能してほしい」と呼びかけている。

 障害者の社会参加につなげようと、同市の仲立ちで農事組合法人「小田原牧場アイス工房」(同市曽我別所)と障害者就労支援施設「ほうあん第一しおん」(同市根府川)がタッグを組み、施設通所者が市内の畑で9~10月に栗約30キロを収穫し、皮をむいた。小田原城址(じょうし)公園(同市城内)で行われる同まつりで約500食を販売する予定という。

 アイス工房は「湘南ゴールド」や「かなこまち」など地元農産物を使ったジェラートを提供する人気店。風味と食感を生かそうと、1カップ当たり大粒の栗2個をふんだんに使った。

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