若手演奏家の登竜門として約80年の歴史を誇るフランスのロン・ティボー国際音楽コンクール(ピアノ部門)の決勝が11月13日、パリで行われ、福井県福井市出身の重森光太郎さん(22)が4位に入賞した。優勝は愛知県一宮市出身の亀井聖矢さん(20)が韓国出身のイ・ヒョクさん(22)と共に輝いた。
重森さんは「オーケストラと本格的な共演は初めてで4位の結果は幸せに思う。より自分の音楽を引き出せるよう努力していきたい」と話した。
⇒【写真】優勝した亀井聖矢さんと4位の重森光太郎さん
重森さんは6歳から本格的にピアノを始め、高校から親元を離れて上京。現在は桐朋学園大ソリスト・ディプロマ・コースに在籍している。
日本人のピアノ部門優勝は7人目で前回2019年に続き2大会連続。亀井さんは聴衆賞とジャーナリスト賞も獲得した。