チャベスがマイナー契約でブレーブス残留へ 昇格なら年俸120万ドル

日本時間11月13日、ブレーブスは自軍からフリーエージェント(FA)となった39歳のベテラン救援右腕ジェシー・チャベスとマイナー契約を結んだことを発表した。メジャー昇格時の年俸は120万ドルと報じられており、メジャーのロースターに登録された日数分が日割り計算で支払われる。今季はカブス、エンゼルス、ブレーブスの3球団でプレーしたチャベスだが、好成績を残したのはブレーブスに在籍した期間だけ。昨季もブレーブスで好投しており、相性のいいブレーブスに残留したのは当然の判断と言えるかもしれない。

チャベスは今季カブスで3試合(防御率6.35)、エンゼルスで11試合(同7.59)、ブレーブスで46試合(同2.72)に登板し、合計60試合(うち1先発)で69回1/3を投げ、4勝3敗、10ホールド、防御率3.76、74奪三振を記録。4月にショーン・ニューカムとのトレードでカブスからブレーブスに加入し、夏場にライセル・イグレシアスとのトレードでタッカー・デービッドソンとともにエンゼルスへ移籍したものの、1ヶ月も経たないうちに解雇され、ウエーバー経由でブレーブスに戻ってきた。

ブレーブスでは昨季も30試合(うち4先発)に登板して防御率2.14と好投。ここ2年間、ブレーブス在籍時に限れば76試合で86回2/3を投げ、防御率2.49と見事な活躍を見せている。ブレーブスにとっては、どのようなシチュエーションでも気軽に使える便利な投手の1人であり、オフシーズン開始当初から再契約が有力視されていた。

ちなみに、チャベスとのトレードでカブスへ移籍したニューカムは、移籍後17試合(うち1先発)に登板して防御率9.13の大乱調。エンゼルスへ移ったデービッドソンも8度の先発登板で防御率6.87と結果を残せず、イグレシアスが復活(移籍後28試合で防御率0.34)し、チャベスを確保したブレーブスの「1人勝ち」のような状況となっている。

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