「港から盛り上げていく」 佐世保港を『みなとオアシス』登録へ 国交省

 長崎県佐世保市の佐世保港が、港を核としたまちづくりを推進する国土交通省の「みなとオアシス」に登録されることが決まった。佐世保港の玄関口である三浦地区などを中心に官民でにぎわいを創出していく。市が9日の市議会都市整備委員会協議会で報告した。
 登録は26日付。「みなとオアシス」は地域振興の核となる港や施設を国が登録し、支援する制度で県内7カ所目。優先的な交付金の配分や、観光庁の支援を受けられるなどの利点がある。
 登録名は「みなとオアシスさせぼ」。三浦地区の新みなとターミナルを代表施設として、浦頭地区の佐世保クルーズセンターなど7施設で構成する。26日はクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」の佐世保出発に合わせたイベントやイルミネーションの点灯式を予定している。
 協議会で市港湾部の大塚健部長は「民間の力も借りて、港から佐世保を盛り上げていく」と語った。


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