阿久津さん(大田原親園中3年)上位入賞 少年の主張全国大会

阿久津結花さん

 中学生を対象とした「第44回少年の主張全国大会~わたしの主張2022~」の審査結果が13日、発表され、主催者の国立青少年教育振興機構理事長賞に大田原市親園中3年阿久津結花(あくつゆうか)さん(15)が選ばれた。同賞は最高賞の内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞に次ぐ賞で、本県からの上位入賞は7回目。

 9月の県大会で最優秀賞となった阿久津さんは、作文審査などで関東・甲信越静ブロック代表者に選出され、12人が出場するウェブ開催の全国大会に進んだ。

 発表のタイトルは「私が育てる『結』」。コメの自然栽培に取り組み、「結」の商品名で販売する活動を通じて感じた思いをまとめた。「田んぼを照らす太陽のような笑顔と、相手にエネルギーをもたらす魅力的な人になって、人と人を結んでいく」と訴えた。

 阿久津さんは家族から受賞を知らされ「結果につながりうれしい。夢を実現し、米作りを通じた地域活性化に父と一緒に取り組みたい」と喜びを語った。発表動画は30日まで、大会のホームページに掲載されている。

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