もう一つの「トライアウト」でカナダ球界へ 12月、千葉で開催 元DeNA内藤雄太さん「10年前なら自分も」

カナダの独立リーグに所属する「グエルフ・ロイヤルズ」のグラウンド(カシマヤ製作所提供)

 野球用具の「Franklin」や「SAM BAT」などを扱う株式会社カシマヤ製作所が12月16日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで異例のトライアウトを実施する。合格者はカナダの独立リーグに所属する「グエルフ・ロイヤルズ」の一員となり、同社が渡航費や滞在費、生活費などを支援する。

 横浜DeNAで活躍し、現在は同社で働く内藤雄太さん(38)は「野球をやる環境を変えることで、人としても変われるチャンス。この経験はセカンドキャリアでも生きるはず」と参加を呼び掛けている。

 「野球集大成!ZOZOマリンスタジアムで全力プレーをしよう!」と銘打った同イベント。若手選手に海外で野球ができるチャンスを提供しようと、同社の西上茂社長らが企画した。今夏には内藤さんが約1週間、現地を視察し、「投手のレベルは高いし、野球を通じて語学留学もできる。10年前なら自分も受験したかった」と言う。

 参加資格は21~34歳の大学生、社会人、独立リーグ、野球経験者。参加希望者は11月30日までにカシマヤ製作所のホームページまで申し込む。

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