ピーダーソンとペレスがクオリファイング・オファーを受諾して残留

日本時間11月16日、メジャーリーグではクオリファイング・オファーの返答期限を迎え、提示を受けていた14人のうち、ジョク・ピーダーソン(ジャイアンツ)とマーティン・ペレス(レンジャーズ)がクオリファイング・オファーを受諾して残留することになった。クオリファイング・オファーの金額は年俸上位125人の平均値で決められ、今オフは1965万ドル(1年契約)。残りの12人はクオリファイング・オファーを拒否し、タイラー・アンダーソンはエンゼルスとの契約合意が報じられており、アンソニー・リゾはヤンキースと再契約した。

現在30歳のピーダーソンは、ジャイアンツへ移籍した今季134試合に出場して打率.274、23本塁打、70打点、3盗塁、OPS.874をマーク。対左腕の出場機会が少なかったため、規定打席には届かなかったが、右腕に対して21本塁打、OPS.894を記録し、「右腕キラー」として期待通りの活躍を見せた。ドジャース時代の2015年以来7年ぶり2度目となるオールスター・ゲーム選出も果たしたが、プラトーン・プレーヤーのため好条件のオファーが届く可能性は低く、1年1965万ドルでジャイアンツに残留することを選択。来季はシフト制限のメリットを享受する可能性があり、さらに成績を向上させたうえで、1年後のFA市場で好条件の契約を目指す。

現在31歳のペレスは、4年ぶりに古巣レンジャーズに復帰した今季32試合に先発して自己最多の196回1/3を投げ、12勝8敗、防御率2.89、169奪三振の好成績をマーク。メジャー11年目で初のオールスター・ゲーム選出を果たした。今季の年俸は400万ドルだったため、1500万ドル以上の大幅昇給をゲット。FA市場に出れば複数年契約を得られる可能性もあったが、慣れ親しんだレンジャーズでもう1年プレーすることを選択した。2年連続の好成績となれば、1年後のFA市場で好条件の契約を得られる可能性もありそうだ。

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