任期満了に伴う福岡市長選挙が11月6日告示、11月20日投開票の日程で実施されています。今回の福岡市長選挙には届け出順に現職の高島宗一郎氏(48)、新人の熊丸英治氏(53)、立民民主・国民民主・社民の3党が推薦する新人の田中慎介氏(44)の無所属3名が立候補しました。本記事では新人の田中慎介氏についてご紹介します。
福岡市長選挙に立候補 高島宗一郎氏の経歴・政策まとめ
福岡市長選挙に立候補 熊丸英治氏の経歴・政策まとめ
福岡市出身、九州大学卒業、早稲田大学大学院修了。会社員を経て、福岡市議を4期連続で務める
田中氏は1978年福岡県福岡市出身、九州大学法学部卒業、早稲田大学大学院修了。アクセンチュア株式会社を経て、2007年の福岡市議会議員選挙に初当選。以降4期連続当選しました。
田中氏が掲げる政策とは
田中氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。
○分厚い生活支援
家庭で自由に使えるお金をできる限り多く残すため、様々な視点から市民の暮らしを支える施策を大幅に強化。
・あらゆる公共料金の値下げを検討
・未就学児への医療費を早期に無償化 ほか
○都市交通政策の一新
「都心循環LRT」の導入を柱として、全市的に交通渋滞を解消しつつ、都市インフラの脱炭素を大胆に推進。
・都心循環LRT(次世代型路面電車)の導入実現に向けた検討会議の発足
・次世代モビリティの普及に向けた施策の展開 ほか
○成長路線の転換
「トリクルダウン」から「ボトムアップ」の成長路線へと転換するため、物価高対策など、成長の下支え政策を展開。
・地元企業に対する公共事業の発注量を拡大
・地場中小企業に対する域外への販路開拓(輸出やネット通販導入など)の支援 ほか
○生活エリアに「賑わい」を
都心部偏重の考えを改めて、拠点駅の周辺をはじめとする生活圏が元気になるような街づくりへと転換。
・駅周辺や商店街において「1階にテナントスペースを維持する」ためのルール作り
・市街化調整区域における、より柔軟な土地活用の実現 ほか
○義務教育の完全無償化
いじめや虐待、子どもの貧困が社会問題となる中、家庭環境を問わず学びを保障するため教育予算を大幅に拡充。
・「学校給食の無償化」と、地産地消の推進を通じた「給食の質の向上」を同時に実現
・「児童生徒一人ひとりに向き合う体制」確立に向けて、教育スタッフを大幅に増員 ほか
○みんなが働きやすいまちに
年齢や性別、障がいの有無に関わらず、意欲を持つ人たちがいきいきと働き続けられるため、産学官民の英知を結集。
・職場の男女比に見合った女性管理職の登用等、ジェンダー平等の推進
・キャリアを活かしたシニア世代の就活支援 ほか
○安全・安心に暮らせるまちに
生活交通の確保など、住み慣れた地域で暮らすために必要な機能整備を進め、生活インフラや地域の防災力を強化。
・単身高齢者に対する住居確保と費用の低減
・買い物支援(オンデマンド交通)の拡充 ほか
○こころ響きあう市政に
「今日より希望を持てる明日」をつなぐため、全ての人権が尊重され、みんながこころ一つに取り組む市政へ。
・あらゆる差別をなくし、多様性を認め合うまちづくりの推進
・家庭へのエコ技術導入等に対するインセンティブ制度の創設 ほか