アルピーヌF1代表、出場停止の危機が迫るガスリーに「もう少し気をつけるべき」と注意を呼びかけ

 BWTアルピーヌF1チームのオットマー・サフナウアー代表は、出場停止の危機が迫るピエール・ガスリーに対し「もう少し気をつけるべき」と注意を呼びかけた。

 第19戦アメリカGPと第20戦メキシコGPでペナルティを受けたガスリーは、わずか2週間でペナルティポイントを3点加算された。累積では全ドライバーでワーストの10点となり、出場停止まで2ポイントに迫ることになった。

 この状況には、来季となる2023年シーズンにガスリーの加入が決まっているアルピーヌF1も危機感を募らせている。ペナルティポイントは12カ月間有効であり、ガスリーは仮にこれ以上ペナルティを犯さなかったとしても2023年5月までポイントが減算されることはないからだ。

 アルピーヌF1に移籍して早々の出場停止もありうるなかで、同チームの代表を務めるサフナウアーはガスリーに注意を呼びかけた。

『GP Fans』によると、サフナウアーはメキシコGPでのランス・ストロール(アストンマーティン)との接触は「私には過失は五分五分に見えた」としつつ、ガスリーについては「もう少し気をつけるべきだよ」と語った。

 ただし、ペナルティポイントを大幅に減らす方法がひとつだけある。F1のスポーティングレギュレーションでは、ペナルティポイントが12点に達した場合、そのポイントは出場停止後に削除されると決められている。

 そのためサフナウアーは冗談で、ガスリーがブラジルGPでわざとペナルティを受けることで最終戦アブダビGPを欠場し、ペナルティポイントをリセットした状態でアルピーヌにやってくるというアイデアについて、そして講習を受けることでポイントを減算するアイデアについても言及した。

「故意のファウルだね」

「あとは講習を受けてポイントが下がったりすればいいんだけどね」

2022年F1第21戦ブラジルGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ)&ミック・シューマッハー(ハース)

© 株式会社三栄