山瀬功治、オシムジャパン初戦で日本代表初招集された時の気持ちを告白 「呼ばれるとは思ってなかった」

11月20日(日)、今年5月に亡くなったイヴィチャ・オシム氏の追悼試合および追悼セレモニーが古巣ジェフユナイテッド千葉のホーム、フクダ電子アリーナで行われる。

追悼試合に「オシムジャパンレジェンド」として参加する山瀬功治は、オシム監督就任初戦で日本代表デビューを飾った選手の一人だ(※下記写真は2008年1月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦)。

そこでQolyは、今季J2のレノファ山口FCでプレーし、「Jリーグ23年連続ゴール」を達成した41歳を直撃!

インタビュー第2弾となる今回は、オシムジャパン初戦で招集された時の気持ちや、オシム監督との思い出、“受け取ったもの”などを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。

(取材日:2022年11月1日)

――横浜F・マリノス時代の2006年8月、イヴィチャ・オシム監督の日本代表初戦でA代表に初招集されました。あの時の気持ちは?

オシムさんの代表に呼ばれるとは思ってなかったというのが率直な感想です。当時僕が怪我明けだったこともありましたし、あまり意識はしていなかったです。

ちょうど代表の監督が変わるタイミング、新チームになるというタイミングで、なおかつ最初の13名のメンバー発表があった時、どちらかというと見知った顔(※既存メンバー)が選ばれていました。

まったく意識していなかったわけではないですけど、それは自分が呼ばれる・呼ばれないということではないです。

知った顔が入っていたので、当然ですが自分も「今くらいの年齢、このタイミングくらいからは少し、A代表をリアルに少し目指せるようにはなってきている、もしくは目指さなきゃいけないタイミングなんだな」というくらいの感覚でした。

発表の仕方もあの時はすごく独特で、最初に13名を発表し、その後第2陣として追加で何人という形でした。

(※オシム体制最初のメンバー発表は、クラブの大会等と被っていたため川口能活、山岸範宏、三都主アレサンドロ、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、駒野友一、田中隼磨、今野泰幸、小林大悟、長谷部誠、我那覇和樹、佐藤寿人、田中達也の13名のみという異例の形だった)

でもさきほど言ったように、まだ呼ばれるとは思っていない中での招集だったので、本当に驚いたというのが率直な感想でした。

ただ、オシムさんはあの時ずっとジェフの監督をやられていて、対戦相手として見てきた選手たちの中で自分がいいと思った選手たちを集めたのかなとも思いました。

対戦した時に印象に残るプレーができていたから評価してもらえたんだろうなと感じたところもあったので、そこは嬉しかったですね。

いずれにせよ、あの時はどちらかというと「感慨深いな」というよりやはり「バタバタ」という感じのイメージが強かったです。

動画では他にも、代表デビュー戦となったトリニダード・トバゴ戦の思い出や、「頭がすごく疲れた」オシム監督の練習、オシム監督が日本サッカーや日本という国に遺したものなど、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!(※前回のインタビューはこちら↓)

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そんな山瀬も出場するオシム元監督追悼試合は、明日20日の16時からフクダ電子アリーナで開催。

チケットは絶賛発売中なので、豪華メンバーによる対戦や追悼セレモニー、記念グッズが気になる方はぜひチェックしてみてほしい。

なお、岡田武史監督になってからの日本代表や、アビスパ福岡時代に冨安健洋を初めて見た時の印象、ワールドカップについてなどを聞いた、山瀬のインタビュー第3弾はYouTubeの『Qoly公式Ch.』にて近日配信予定。こちらもお楽しみに!

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