関東で6歳未満の女の子が脳死、心臓や肺など臓器移植 家族「偉業を成し遂げるあなたを誇りに思います」

 日本臓器移植ネットワークは11月20日、低酸素性虚血性脳症のため関東地方の病院に入院していた6歳未満の女児が18日午前10時57分、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。6歳未満の脳死の公表は25例目。家族が実施を承諾した。

 心臓は国立循環器病研究センターで10歳未満の女児、肺は京都大病院で10歳未満の男児、肝臓は名古屋大病院で10歳未満の男児、腎臓は東京女子医大病院で10代の女性、小腸は国立成育医療研究センターで10歳未満の男児に移植。膵臓(すいぞう)は医学的理由により断念した。

 女児の家族は移植ネットを通じ「偉業を成し遂げるあなたを誇りに思います」「娘の一部がこれからも世界のどこかで生き続けられますように」などとするコメントを発表した。

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