町田市で青空ボクシング大会が開催

雲ひとつない晴天に恵まれた広場に、突如現れた格闘技のリング。11月19日、町田市で開催された国内ではほとんど見ることができない、青空ボクシング大会が開催されました。

町田駅近くにある広場に入ってきた一台のトラック。次々と中身が降ろされ、組み立てられていきます。大勢のスタッフたちが汗を流すこと約2時間。何も無かった広場の真ん中に赤と青の鉄柱がそびえ立ちました。最後にロープが張られ、完成したのがボクシングのリング。その上を見上げれば、会場のライトではなく太陽が。国内ではほとんど例のない青空ボクシングの準備が完了しました。

イベントを主催したのは、この広場のすぐそばにある横田ボクシングジムです。横田ジムによると「ボクシングはストイックなイメージがあるためボクシングファン以外の人にも気軽に観戦してもらえるようオープンな形での開催にした」ということです。

この日集まった観衆は約100人。今回行われたのは3分2ラウンドのスパーリング方式のあわせて8試合。

地元・町田市出身47歳の岩間光栄は、何度もロープぎわに押し込まれながらも必死で前に出ます。引退から10年以上経った岩間ですが、現役時代に17勝をあげたそのファイティングスピリットは健在です!

また、午後1時から始まった今大会、時間経過とともに陽が傾き、太陽の光でリングが見えにくくなるという課題が見つかりました。なかには日傘をさす人の姿もあるなど、室内ではあり得ない野外の大会ならではの光景でした。

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