開幕2日目を迎えたワールドカップ。
『Guardian』を参考にして、グループBで対戦するイングランド代表とイラン代表選手たちの知られざる秘話をまとめてみる。
イングランド代表
1番:ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン所属GK、28歳)
サンダーランド時代は、5人制サッカーでフィールドプレイヤーとしてプレーしており、そのなかでも最も才能ある選手とされていた。
12番:ニック・ポープ(ニューカッスル所属GK、30歳)
牛乳配達人として働きながら、ノンリーグでプレーしていたこともある。ローハンプトン大学でスポーツ科学を学んだ経歴も。
23番:アーロン・ランズデイル(アーセナル所属GK、24歳)
ボーンマス時代には敵地でのチェルシー戦に寝坊。朝10時半のチームバスに乗り遅れ、試合メンバーから除外された。
6番:ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド所属DF、29歳)
高校時代の担任によれば、学業は非常に優秀だったそう。サッカー選手になっていなければ、ビジネス数学を学び、会計士になっていただろう、とのこと。
4番:デクラン・ライス(ウェストハム所属MF、23歳)
14歳でチェルシーのアカデミーから放出されたが、本人によれば、成長痛がひどかったそう。
「いまは大きくなったけれど、当時はちっぽけだった。そこから急成長した。突然、正しく動けくなった。まるで氷の上のバンビみたいだったよ」。なお、現在の身長は188cmもある。
9番:ハリー・ケイン(トッテナム所属FW、29歳)
いまやスパーズの大エースだが、「ちょっと太りすぎで、運動能力がない」という理由で8歳でアーセナルのアカデミーをクビになっている。
愛犬に名クォーターバックの名前をつけるほどNFL好きで、引退後はアメフトでプレーしたいとか。
10番:ラヒーム・スターリング(チェルシー所属FW、27歳)
ジャマイカ生まれで2歳の時に父親が殺され、5歳で英国に移住した。
ミドルネームのシャキールはNBAのスターだったシャキール・オニールに由来するもの。Tレックスのようなランニングスタイルは、元アスリートの母親譲り。
11番:マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド所属FW、25歳)
地元マンチェスターでサッカーを始めた当時のポジションはまさかのGKだった。
17番:ブカヨ・サカ(アーセナル所属FW、21歳)
両親はナイジェリア人で、ナイジェリア南部のヨルバ語で「幸せが増す」という意味のブカヨという名前を授かった。学業も優秀でGCSE(英中等教育修了一般資格)の評価もかなり良かったそう。
20番:フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ所属MF、22歳)
19歳の時に名将グアルディオラ監督から「いままで見たなかで最も才能がある」と評された。
父親も同じフィルという名前のため、家族からはロニーと呼ばれている。その父とは仲良しで、暇な時には釣りに行くそう。
イラン代表
1番:アリ・レザ・ビランヴァンド(ペルセポリス所属GK、30歳)
世界最強レベルの強肩を持ち、昨年にはギネスブックに掲載された。近年は足元の技術も向上し、スイーパーGKとしてより完成されるように。
13番:ホセイン・カナニザデガン (アル・アハリ所属DF、28歳)
チーム内で最も物議を醸す人物。
代表のチームバスに見知らぬ女性を誘うボイスメッセージが流出して大騒動に。
歯に衣着せぬ人物であり、イングランド代表のサウスゲイト監督がW杯抽選会後にイランについて触れなかった際、本大会でイランのことを決して忘れられないようにしてやると警告した。
19番:マジド・ホセイニ (カイセリスポル所属DF、26歳)
2018年W杯にも出場し、モロッコ戦には途中投入された。
その際、交代した選手がトイレに行ったのが理由という噂が流れたが、カルロス・ケイロス監督はそれを否定している。
トラブゾンスポルでは大事な試合で退場になり、ファンから「あいつの手を斬れ」、「クビにしろ」と叩かれたことも。
23番:ラミン・レザイーアン(セパハン所属DF、32歳)
彼も2018年W杯に出場した選手。ポルトガル戦ではクリスティアーノ・ロナウドの集中力を乱すために、“触った”と告白している。
11番:ヴァヒド・アミリ(ペルセポリス所属MF、34歳)
彼も2018年W杯に続いて2大会目の出場になる。20歳でプロになり、25歳で初めて1部リーグでプレーし、26歳で代表デビューした遅咲き。
17番:アリ・ゴリザデー (シャルルロワ所属MF、26歳)
森岡亮太も所属するシャルルロワで2018年からプレーしている。
同チームの女子選手と結婚したが、ともに怪我をしていた時期に病院で初めて出会ったとか。
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20番:サルダル・アズムン(レヴァークーゼン所属FW、27歳)
2019年アジアカップの日本代表戦で荒らぶったことで知られるイランのエースFW。
サッカーよりもバレーボールと馬術が人気の地域に生まれ、チームメイトによれば、「アズムンは親よりも自分の馬を愛している」とか。