今季のカムバック賞を39歳・バーランダーと42歳・プホルスが受賞!

日本時間11月23日、メジャーリーグ機構は2022年シーズンのカムバック賞の受賞者を発表し、アメリカン・リーグはジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナショナル・リーグはアルバート・プホルス(カージナルス)が選出された。メジャーリーグ機構によるカムバック賞の表彰は2005年にスタートしており、メジャーリーグ公式サイトの30球団の番記者の投票によって受賞者が決定。アストロズからの選出は初めてで、カージナルスからは2009年のクリス・カーペンター、2011年のランス・バークマンに続いて3人目の受賞となった。

現在39歳のバーランダーは、トミー・ジョン手術の影響で昨季を全休したものの、今季は28試合に先発して175イニングを投げ、18勝4敗、防御率1.75、185奪三振と見事に復活。最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いただけでなく、満票でア・リーグのサイ・ヤング賞に選ばれた。防御率1.75はペドロ・マルティネス(レッドソックス)が2000年に1.74をマークして以来の好成績。WHIP0.83や被打率.186、被OPS.497もリーグトップの数字だった。

現在42歳のプホルスは、古巣カージナルスに復帰して現役ラストイヤーとなった今季、109試合に出場して打率.270、24本塁打、68打点、1盗塁、OPS.895をマーク。達成が困難と思われていた通算700本塁打をクリアし、バリー・ボンズ、ハンク・アーロン、ベーブ・ルースに次ぐ史上4人目の快挙となった。後半戦に18本塁打を量産したが、後半戦の本塁打数がプホルスより多かったのは29本塁打のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だけである。

ア・リーグはバーランダーのほか、マイク・トラウト(エンゼルス)、マット・カーペンター(ヤンキース)、アレックス・ブレグマン(アストロズ)が得票。トラウトはバーランダーに次ぐ2位だった。一方のナ・リーグはプホルスのほか、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、マーク・アッペル(フィリーズ)、デービッド・ロバートソン(フィリーズ)、ブランドン・ドルーリー(パドレス)、ニック・マルティネス(パドレス)、ライアン・ヘルズリー(カージナルス)が票を得た。

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