チームに贈られるゴールドグラブ ヤンキースとカージナルスが受賞

日本時間11月16日、チームに贈られるゴールドグラブ賞の受賞チームが発表され、アメリカン・リーグはヤンキースが初受賞、ナショナル・リーグはカージナルスが2年連続2度目の受賞となった。ローリングス社が主催するゴールドグラブ賞は2020年シーズンからチームの表彰をスタート。2020年はインディアンス(現ガーディアンズ)とカブス、2021年はアストロズとカージナルスが受賞した。受賞チームはアメリカ野球学会(SABR)が算出する守備指標に基づいて決定される。

ヤンキースは今季74失策で、これはリーグで3番目に少ない数字。守備防御点129はドジャースの84に大差をつけるダントツの数字だった。選手に贈られるゴールドグラブ賞は捕手(ホセ・トレビーノ)とユーティリティ(DJ・ラメイヒュー)の2部門で受賞。トレビーノは球団史上初となるプラチナグラブ賞にも選出された。リーグ最多得点を記録しながらも、打線はアーロン・ジャッジの孤軍奮闘が目立った今季のヤンキースだが、チーム防御率リーグ2位の投手力とリーグナンバーワンの守備力で地区優勝を果たした。

カージナルスは今季66失策で、これはメジャー全体で最も少ない数字。守備防御点70はドジャースに次ぐリーグ2位の数字だった。選手に贈られるゴールドグラブ賞は三塁手(ノーラン・アレナド)とユーティリティ(ブレンダン・ドノバン)の2部門で受賞。アレナドは10年連続10度目のゴールドグラブ賞を受賞しただけでなく、プラチナグラブ賞も6年連続6度目となった。カージナルスのチーム防御率はリーグ4位だったが、奪三振数はメジャー最少。投手陣を強固なディフェンスが支え、3年ぶりの地区優勝となった。

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