ヤマザクラの名所に 宮崎県トラック協会が植樹

県トラック協会の植樹祭で苗を植える参加者

 地球温暖化の防止に貢献しようと、宮崎県トラック協会(牧田信良会長)は19日、延岡市の岡富山で植樹祭を開いた。会員や市内の小学生ら約100人が、ヤマザクラなど約300本を植えた。同協会は5ヘクタール以上を目標に今後も植樹を続ける予定で、「ヤマザクラの郷」として市民への開放を目指している。
 19日は0.2ヘクタールで実施。参加者は雨にぬれながらも、懸命に作業していた。川島小6年の長尾颯馬君(11)は「すくすく大きく育ってほしい。中学生になって、桜が咲いているのを見るのが楽しみ」と心待ちにしていた。
 同協会は、2004年度から「トラックの森づくり」として、森林の整備、保全活動に取り組んでいる。第1期は同年度から川南町で行い、5.2ヘクタールに約1万3500本を植樹。第2期として岡富山で森づくりに取り組む。和田憲明副会長は「環境保全に貢献したい。将来は県民の憩いの場になれば」と話していた。

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