住宅対象窃盗が大幅増 重点抑止犯罪県内認知件数 県内10月

栃木県警

 県内で10月に発生した重点抑止犯罪(特殊詐欺や自動車盗など5罪種)は140件で、前年同月比で12件増加した。

 住宅対象窃盗は34件増の73件で、8割近くの56件が空き巣だった。被害家屋は一戸建てが多く、住民の出入りが多い集合住宅よりも狙われやすいという。

 県警は施錠の徹底のほか、窓の2カ所を施錠できる補助錠やシャッター、雨戸の使用を呼びかける。また人目につかない窓には格子を設置するなどして侵入を防ぐよう訴えている。

 特殊詐欺は1件増の16件。年累計では138件で、おれおれ詐欺が59件、キャッシュカード詐欺盗が47件と、二つの手口で77%を占める。県警は「電話口で知人を名乗ったとしても信用せず、本人に確認してほしい」と呼びかけている。

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