宇安保関係者「露軍に自爆ドローンの操縦法教えたイラン人教官をクリミアで殺害した」

ロシア軍に自爆ドローンの使用法を教えたイラン人教官がクリミア半島で殺害されたとウクライナ安保当局の上級関係者が明らかにした。
(参考記事:宇のパルチザンが戦争のゲームチェンジャーに…暗殺や情報収集で活躍

オレクシ・ダニロウ・ウクライナ国家安全保障防衛委員会書記は現地時間24日、英国ガーディアンとのインタビューでこのような事実を公開した。

同書記は、イラン人の教官について「テロリスト(ロシア)に協力し、我が国の破壊行為に参加する者は殺すしかない」と述べた。

また「彼らは私たちの領土に来ていた。私たちが招待しなかった。来てはならないところには来てはならない」とし「戦争にさらに関与するイラン人はさらに標的になるだろう」と警告した。

ロシア軍は先月からイラン製の自爆ドローン「シャヘド-136」をウクライナの広範囲な場所で使用しており約40㎏の爆発物を載せ、目標物に被害を与える。

爆発力は大きくないが比較的高い精度を持ち、ウクライナの施設などに大きな被害を与え、民間人の死者も出ている。

イラン製の自爆ドローンは、戦争の長期化で在庫が減少している巡航ミサイルに代わる兵器として浮上している。 ウクライナの電力供給施設を壊し、冬の民間人の被害を深刻化させる可能性がある。

西側諸国やウクライナの情報当局は、ロシア軍占領地のクリム半島で、イラン革命防衛隊所属の教官たちがロシア軍将兵に当該ドローンの使い方を教えたと見ている。

一方で、ダニロウ書記は、ウクライナ軍が具体的な殺害方法や人数などについては明らかにしていない。

(参考記事:プーチン大統領、首脳会談で肘掛けを握りしめソワソワ…パーキンソン病説再び
(参考記事:露のドローン攻勢に対し、撃墜率70%の宇軍の防御戦略
(参考記事:露軍の64キロに渡る戦車行列、わずか30名の宇ドローン部隊が阻んでいた イーロン・マスクも一役

© 合同会社WTS研究所