足利市が初のサイクルイベント 1都4県から参加、ブリッツェン小野寺も

エコアールグリーンプラザを出発する参加者たち

 【足利】地域活性化に向けたサイクルツーリズム推進に着手した市は27日、岩井町のエコアールグリーンプラザを発着点とする初めてのサイクリングイベント「Vèlo.(ヴェロ)Ashikagaサイクルフェスタ」を開催した。ヴェロはフランス語で自転車の意味。快晴の下、参加者たちは美しい街並みや景色も堪能しながら、サイクリングを楽しんだ。

 今回は渡良瀬川に架かる田中橋と福猿橋の間の右左岸約10キロを親子で周回する「渡良瀬川サイクリングコース」に20組、名草地区などの勾配のある山道約30キロを楽しむ初中級者向け「北部中山間地域コース」に、1都4県の自転車愛好者48人が参加。市との包括連携協定に基づき、自転車ロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」の小野寺玲(おのでられい)選手らもゲストライダーとして参加した。

 田中町、保育士田部井結美(たべいゆみ)さん(37)と小学5年歩那(あゆな)さん(10)親子は「街中にこんな自然があるのかと、地元の魅力を再発見しながらの楽しい時間だった。親子のコミュニケーションもたくさん取れた。また参加したい」と話していた。

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