10年目の支援に感謝 那須ブラーゼンが報告会

参加者に今季限りの退団を報告するブラーゼンの谷主将=那須町内

 自転車ロードレースの那須ブラーゼンは27日、那須町高久丙のホテルエピナール那須でシーズンエンドパーティーを開き、スポンサーやファン約120人に今季の活動を報告した。

 チーム結成10周年の今季はジャパンサイクルリーグ(JCL)で表彰台に立てず、個人総合は西尾勇人(にしおはやと)の13位が最高。団体総合は6位だった。9月の国際ステージレース「ツール・ド・北海道」第2ステージで谷順成(たにじゅんせい)主将がステージ初優勝を果たした。

 運営面では昨年12月からクラウドファンディングで活動資金を募り、約400万円を集めた。チーム運営会社NASPOの若杉厚仁(わかすぎあつひと)社長は「皆さまのおかげで10年目を駆け抜けることができた」と感謝。選手と参加者は写真撮影などで交流を深めた。

 今季限りで退団する谷主将ら6選手のセレモニーも行われ、エースとして3年間活躍した谷は「一緒に戦えて良かったと思える選手に出会えた」と感慨深げにあいさつ。4年間在籍の西尾憲人(にしおけいと)は「どんな時でも支えてもらえた」と感謝の言葉を述べた。

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