福井新聞社と福井銀行の共同出資会社、ふくいのデジタル（本社福井県福井市、小林拓未社長）が提供するスマートフォンアプリ「ふくアプリ」で、県内を訪れた観光客のアンケートの分析データを公開している。エリア満足度、リピート意向のランキングなどを率直な感想とともに見ることができ、お出かけ情報としても活用できる。データは毎日更新される。
基となるデータは、県観光連盟が実施しているアンケート型プレゼントキャンペーンへの回答。アンケートのQRコードは県内観光地70エリア計167カ所にあり、回答数は9千件を超えている。同連盟は観光事業者向けにデータを公開しており、ふくアプリ内のコーナー「観光客のホンネを徹底調査」で一部が閲覧できる。
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項目は「観光目的分析」「観光客分析」「移動手段分析」など10種類。回答した観光客の都道府県や年代、世帯年収などを選び、ターゲットを絞り込んで分析を見ることもできる。
「エリア満足度ランキング」は5段階評価の平均で算出。「リピート意向ランキング」は、観光客が1年以内に再訪したいと答えた割合が高い順に並んでいる。観光客の辛口コメントは、事業者や自治体の改善策のヒントにもなり、ふくいのデジタルの担当者は「北陸新幹線の県内開業に向けたマーケティング、プロモーションの参考にしてもらいたい」と活用を呼びかけている。
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