ワールドカップのグループステージ最終節で日本代表と激突するスペインには世界的なスターが揃っている。
ここでは、『Tranfermarkt』による市場価値がリオネル・メッシと同等以上のスペイン選手を紹介する。35歳になったメッシだが、その市場価値は5000万ユーロ(72億円)もある。
25番:アンス・ファティ
市場価値:5000万ユーロ(72億円)
バルセロナに所属する20歳のアタッカー。
クラブの最年少記録を塗り替えてきた神童で、あのメッシが背負ってきた10番を託された。カンテラ時代に久保建英と同僚だったことでも知られている。
体格は178cmほどだが、ブラジル代表ダニ・アウヴェスは「アンスはゴールを決めるために生まれてきた。サミュエル・エトーを思い起こさせるね。ディフェンスを壊すマシーンさ」とその得点感覚を賞賛している。
4番:パウ・トーレス
市場価値:5000万ユーロ(72億円)
ビジャレアルに所属する25歳のDF。
190cmを超える体躯を持つ左利きのセンターバックであり、彼も久保建英とチームメイトだった選手だ。
高さと強さがありつつ、左足でのパスで攻撃でも貢献できる。最近は課題だったハードさも身に着けてた。
ルイス・エンリケ監督は「彼の全てが好きだね。長身でハンサムでいい子、試合の読みも鋭い」と絶賛している。
16番:ロドリ
市場価値:8000万ユーロ(115億円)
マンチェスター・シティに所属する26歳のMF。
190cmを超える体躯を持つ守備的MFだが、今大会ではセンターバックとして起用されている。
パワフルかつクレバーな守備と確かなパスセンスでチームに貢献できる有用な選手。
あのジョゼップ・グアルディオラ監督は「彼はタトゥーもピアスもしていない。ヘアスタイルも守備的MFらしいものだ。アンカーはああいう感じでなければいけないよ」とその外見も絶賛している。
9番:ガビ
市場価値:9000万ユーロ(129億円)
バルセロナに所属する18歳のMF。
弱冠17歳と62日でスペイン代表史上最年少デビューを果たし、「サッカーの申し子」とルイス・エンリケ監督から絶賛されたほどの才能を持つ。
技術の高さだけでなく、左右両足が使えるうえ、出し手にも受け手にもなれる。体格は小柄で、普段はかわいい顔をしているが、ピッチ上では豹変。プレースタイルは非常にアグレッシブで球際での負けん気の強さも魅力の一つだ。
幼い頃からスパイクの紐を結ぶのが苦手だったため、ほどけた状態のままプレーすることもある。
今大会はコスタリカ戦でゴールを奪取。ペレの17歳と249日に次ぐ、W杯の最年少得点記録になった(18歳と110日)。
26番:ペドリ
市場価値:1億ユーロ(143億円)
バルセロナに所属する20歳のMF。
バルサのチャビ監督が「アンドレス・イニエスタを彷彿とさせる。純粋な才能ということなら、彼は世界一だ。間違いなく。ゲームの理解力こそが、彼を偉大にするもの。3人に囲まれて、失うだろうと思ったところでも失わない」と絶賛するほどの天才だ。
本人もイニエスタを比較されることを好んでいるが、父親にイニエスタと同じ髪形にして!とお願いしたところ、「彼はハゲているから無理だよ」と言われてしまったというエピソードも…。
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ゲーム好きで初給料でプレステ5をゲットしたというが、給料は両親が管理しており、「今やりたいことは両親に家を買うか、今の自宅を改築すること」と語る孝行息子でもある。