クリスマスシーズンを控え、栃木県内の園芸農家ではポインセチアの出荷作業が大詰めを迎えている。
下野市田中の「黒川園芸」ではビニールハウスで10品種約6千鉢を栽培。鮮やかな赤が美しい定番の「イタリアンレッド」のほか、白いまだら模様が入った「アイスパンチ」などが人気だといい、今月中旬から出荷が始まった。
30日も朝から出荷に追われ、従業員らが鉢を手早くラッピング。配送用の大型トラックに次々と積み込んでいった。黒川弘一(くろかわこういち)社長(58)は「今年も良い鉢が用意できました」と満足そうだった。
作業は12月中旬まで続けられ、本州や九州などの市場に出荷されるという。