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去年、広島県呉市のショッピングセンターで知り合いの女性を刺して殺害した罪に問われた男に、広島地方裁判所は懲役14年を言い渡しました。
判決によりますと、大江博之 被告(48)は去年9月、呉市宝町にあるショッピングセンターの駐輪場で、知り合いの58歳の女性を待ち伏せ、太ももなどを包丁で複数回突き刺して殺害しました。
広島地裁の 三村三緒 裁判長は、「関係修復ができなくなったと感じた大江被告は、被害者への怒りや、ほかの男性に被害者をとられたくないという思いから殺害を決意した」と指摘。
「被害者に殺害されるような落ち度はない」とも述べました。
一方、自首の成立を認めたうえで、被告の経済状況に照らしてできるかぎりの被害弁償がされることなどを考慮。
懲役15年の求刑に対し、懲役14年を言い渡しました。