クリケット振興支援へ議連発足 会長の茂木氏「支援の輪広げる」

クリケットの振興を後押しする超党派議連の設立総会=30日午後、国会内

 英国発祥の球技・クリケットの振興を支援する「超党派クリケット議員連盟」が30日、発足した。国会内で行われた設立総会には会長を務める茂木敏充(もてぎとしみつ)自民党幹事長ら国会議員約20人のほか、佐野市に本部がある日本クリケット協会の関係者、英国やアジア各国の大使らも参加した。

 クリケットの競技人口はサッカーに次ぎ世界で2番目に多く、2028年ロサンゼルス五輪では追加競技とする機運も高まっている。「クリケットのまち」を掲げる佐野市などまちづくりに活用する自治体もあり、茂木氏は「今後追い風が吹く競技だ。支援の輪を広げ、競技や選手をバックアップする」と述べた。

 同協会は競技の普及・発展に向けた要望書を提出。義務教育の「ボール遊び」や「ベースボール型スポーツ」として活用することや、不足している競技施設整備への支援、国際大会の誘致を求めた。

 同協会の宮地直樹(みやぢなおき)事務局長は取材に「国民的なスポーツにするためにも、議連の皆さんに競技を知ってもらい、支援を頂きたい」と話した。

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