設立1世紀記念のクラフトビール 宮下酒造、飲み口すっきり

設立100周年を記念して発売したゴールデンエール

 宮下酒造(岡山市中区西川原)は設立100周年を記念し、クラフトビールの自社ブランド「独歩」から新商品「ゴールデンエール」を発売した。

 ドイツ製の淡色麦芽とホップで仕込み、明るい金色に仕上げた。オレンジのような香りとすっきりした飲み口が楽しめるという。アルコール度数は5%。1本(330ミリリットル入り)440円。3千本限定で、本社敷地内の観光施設「酒工房 独歩館」やオンラインショップ、全国の百貨店などで販売している。

 同社は1915年創業、22年設立。クラフトビールは95年から手がけ、「独歩」と「倉敷麦酒(ビール)」のブランド名で計18種類を展開している。売上高の約3割を占め、オーストラリアや中国などからの引き合いも増えているという。

 宮下晃一専務は「中国地方で初めてクラフトビールを手がけた酒造会社として、今後も新たな分野へ積極的に挑戦していきたい」と話している。

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