小長井牡蠣 出荷、販売スタート「身入り良く大ぶり」 諫早湾漁協

出荷準備に追われる漁協関係者=諫早市、諫早湾漁協

 長崎諫早市小長井町の冬の味覚「小長井牡蠣(かき)」の出荷、販売が1日、同町の諫早湾漁協直売店で始まった。今年は「身入りが良く大ぶりのものが多い」と同漁協。県内外から訪れた人々が次々と買い求める姿が見られた。
 同漁協カキ部会(平田政実部会長、39人)が沖合のいかだに垂下して養殖。ぷりぷりとした食感や、濃厚なうま味と甘みが特長という。同漁協によると、今年は9月以降、順調に海水温が下がるなどしたため豊漁。来年3月ごろまでのシーズン中、平年の2倍の計約400トンの水揚げを見込む。
 直売店での価格は1袋(約1キロ)1200円。午前8時に一番乗りした同市平山町の岩永正雄さん(44)は「他産地にはないミルキーな味わいが魅力で、やっと冬が来たという感じでうれしい。酒蒸しにします」と笑顔で話した。
 同漁協発行のプレミアム付商品券も使用でき、隣接のカキ小屋でも楽しめる(火、木曜休み)。問い合わせは同漁協(電0957.34.2244)。


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