国見高サッカー部「全国V」へ願掛け ボールモニュメントを清掃 島鉄社員と部員

サッカーボールのモニュメントを清掃する島鉄社員と国見高サッカー部員=雲仙市、多比良駅

 サッカーの第101回全国高校選手権に出場する雲仙市国見町の長崎県立国見高を応援しようと、島原鉄道(島原市)は1日、同校最寄りの多比良駅にあるサッカーボールモニュメントを清掃し、お祝いの横断幕を掲げた。清掃には同校サッカー部の1年生4人も参加し、全国制覇へ願掛けした。
 モニュメントは、同校が全国3冠を達成した2002年11月、同社の取引企業などでつくる「島鉄会」が同駅ホームに設置。ボールは直径約1メートルの御影石製。「サッカーの町くにみ」などと刻んだ高さ約1.7メートルの台座に据えられている。
 この日は、同社社員と同校サッカー部員がモニュメントの汚れを拭き取った後、「祝 全国大会出場」などと書かれた横断幕を台座に結び付けた。

横断幕を掲げる国見高サッカー部員=雲仙市、多比良駅

 同社の永井和久社長は「あらためて地元を盛り上げようと横断幕を掲げた。モニュメントの清掃が全国制覇への願掛けになればいい」。同校サッカー部の中村亮斗さん(16)は「地元の国見愛に感謝しながら清掃した。(今大会はまだベンチ入りできないが)会場で地元の方々の思いも込めて全力で応援する」と話した。


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