広島市が中央図書館など再整備で複数案比較 「エールエールA館」を再整備地と結論

広島市が、中央公園にある中央図書館などを再整備する計画で、複数の案を比較した結果、エールエールA館への移転を再整備地と結論づけたことが分かりました。広島市は、市立中央図書館などをエールエールA館に移転する計画を打ち出していましたが、市議会が「十分な議論が尽くされていない」と指摘。これを受けて、現地での建て替て、エールエールA館への移転など、3つの案を比較検討していました。

その結果、エールエールA館は、▽広島駅とペデストリアンデッキでつながり、安全で快適な経路が確保されるほか、▽アクセスが容易で新たな利用者の来館が多く期待できること。また、▽財政的な面でもエールエールA館は、土地や建物の取得費用は必要となるものの、既存建物の改修のみのため、整備費は安価だとしています。

一方、現地での建て替えは、整備費が高額になるということです。

こうしたことから再整備地をエールエールA館と結論づけていて、14日の市議会総務委員会で報告される予定です。

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