栃木県内への移住相談が過去最多 進む地方回帰、全国では27位

2021年度の移住相談件数上位10市町

 2021年度の栃木県内への移住相談件数は前年度比25.9%増の5388件となり、集計を始めた15年度以降で最多だったことが5日までに、総務省などのまとめで分かった。新型コロナウイルス下でテレワークが浸透し、地方回帰の流れが続いていることなどが要因とみられる。県と市町は、相談員を拡充するなどして移住支援の取り組みを強化している。

 相談件数は県や市町の窓口、関連イベントなどで寄せられた相談の合計。全国では長野県が1万7443件で7年連続のトップ。2位は兵庫県(1万5245件)、3位は福島県(1万3599件)だった。栃木県は27位で前年度の32位から順位を上げた。関東では群馬県(5681件)に次いで多かった。

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