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長崎県諫早市で生産されるジャガイモ「ながさき黄金(こがね)」を使った本格焼酎「KOGANE」が完成した。同市内の第1次産業と第2次、第3次産業を商品開発などでつなぎ、地域活性化を目指す市民グループ「ISAHAYA“頂(いただき)”プロジェクト実行委」(陣野真理代表)が2018年から取り組んでいた。15日の発売を前にインターネットなどで予約を受け付けている。
ながさき黄金は本県で開発。ホクホクした食感で甘みが強くでんぷん質が高い。焼酎にも向くとして同プロジェクトに協力する市内の酒造会社「杵の川」が昨年10月、同市飯盛町の馬場農園(馬場千春代表)が育てた5トンのイモを仕込み、約1年間貯蔵熟成していた。
KOGANEは、ながさき黄金の特長でもある栗やナッツのような香りで、甘みのある味わい。ラベルにもこだわり、ジャガイモの断面を図案化している。同市のデザイナー、江口正和さんは「ロックやストレートのほか、冷凍庫でトロリとさせて楽しんでみて」と話した。販売にも協力している杵の川は「将来的には海外展開も考えたい」としている。
アルコール度数は37度で、販売は300本限定。720ミリリットル3300円。問い合わせは同プロジェクト(電0957.47.5210=BASE Cafe内)。