太陽光設備のケーブル50メートル盗難 十数カ所で切断 足利市が運営

足利市役所

 栃木県足利市は7日、市が売電事業のために借り受けて運営する群馬県太田市市場町の太陽光発電設備から、銅製の電気ケーブル約50メートル(時価約16万円相当)が盗まれたと発表した。設備を設置し維持管理するリース会社が同日、群馬県警太田署に被害届を出した。

 市環境政策課によると、同日朝、設備の発電量が通常の3分の1程度に低下しているのを同課職員らが遠隔監視装置で確認。職員と点検業者が現地へ行き、被害に気付いた。

 6日夜から7日未明にかけての犯行とみられる。敷地内の十数カ所でケーブルが切断され、フェンスが一部破損していた。

 同所では昨年末にもケーブル約1500メートルが盗まれる被害があった。そのため市はケーブルカバーを設置するなどして対策を講じていた。

© 株式会社下野新聞社