道路の凍結に備え 雪氷作業車出動式 西日本高速道路長崎など

合同出動式でデモ走行する車両=諫早市、長崎自動車道諫早IC内駐車場

 冬場を迎え、国土交通省長崎河川国道事務所と西日本高速道路(NEXCO西日本)長崎高速道路事務所は7日、諫早市貝津町の長崎自動車道諫早インターチェンジ(IC)内駐車場で雪氷作業車両などの合同出動式を実施し、国道や高速道路の安全確保に向けた連携、相互支援強化を確認した。
 県警高速道路交通警察隊も含め約90人と、除雪車や凍結防止剤散布車、パトカーなど車両10台が参加し、関係者が「雪氷対策作業が無事故、無災害で最終日を迎えることができるよう、万全の態勢で作業を実施していく」と安全宣言。会場では雪氷作業のデモンストレーションもあり、薬液に見立てた水を散布するなどして走行した。
 長崎県を中心に長崎自動車道などを管理する同長崎高速道路事務所によると、昨シーズンの出動実績は凍結防止剤散布作業が11回(使用量224トン)だった。同事務所は「車で出かける前は天気予報と交通状況を確認し、冬用タイヤを装着した場合はタイヤの溝やコンディションをチェックしてほしい」とし、高速道路情報をネットで提供しているサービス「アイハイウェイ」の活用を呼びかけている。


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