上下水道局新庁舎完成 23日に記念式典  佐野

完成した上下水道局新庁舎

 【佐野】市が大橋町に建設していた上下水道局新庁舎が、このほど完成した。来年1月23日に新庁舎での業務が始まる。

 新庁舎は鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積は1199平方メートル。隣接している旧庁舎の約2倍の広さとなる。総事業費は6億4千万円。

 1階には上下水道局各課の窓口が置かれた。植下町の市水処理センターにある下水道課が新庁舎に移り、上下水道に関する各種手続きが1か所で行えるようになる。

 2階は、災害対応を強化するため、市内全域の水道施設を24時間、365日監視できる中央監視室などを配置した。大規模浸水などの非常時でも水道施設の監視が可能になる。

 旧庁舎は1969年建築。老朽化や耐震性不足が指摘されていた。今後は一部を残し、資料置き場や倉庫として使用していく。

 市は今月23日に関係者を招いた落成記念式典を行う。金子裕(かねこゆたか)市長や工事関係者らが出席する予定。続いて年明けに引っ越し作業を行う。

 金子市長は「新庁舎での業務開始を契機に、さらなるサービス向上に努める」と話している。

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