デコボコした葉が恐竜の皮膚のよう。福井県福井市が特産化を進める野菜カーボロネロ「ディノケール」の収穫が最盛期を迎えている。農家は、生き生きと育った葉を丁寧に摘み取っていた。
ディノケールは、イタリア原産の野菜で栄養価が高い。同市内の農家7戸が、計22アールのハウスで栽培している。同市によると、寒さが厳しくなる12~2月が、味が濃くなりおいしいという。
農家の酒井智也さん(39)は同市堂島町の約5アールで栽培。25センチほどに成長した葉の根元を手で折って、収穫していた。作業は3月中旬まで続き、同市内のJA直売所などで販売している。