高校生がトロフィーづくり 来月22日に開催 都道府県対抗男子駅伝(広島)

来月、開催される全国都道府県対抗男子駅伝で優勝と入賞のチームに贈られる陶器のトロフィーを、広島市の高校生たちが制作しています。

基町高校では、創造表現コースで学ぶ2年生の7人が陶器のトロフィー作りに励んでいます。

折り鶴などをテーマにし、素焼きをすませた皿の形のトロフィーにそれぞれが真剣な表情で色付けをしていきます。

さまざまに彩られたトロフィーには、うわぐすりを施します。うわぐすりには折り鶴の灰を混ぜていきます。

これは、全国都道府県対抗男子駅伝の特別協賛社で100円ショップを展開する大創産業が提案し、平和公園の「原爆の子の像」に捧げられた折り鶴を去年、宮島の大聖院でたき上げて、灰にしたものです。

基町高校 2年 田村茉鈴さん
「わたしたちが込めた平和の祈りを選手のみなさんに受け取ってもらえたらうれしいです」

生徒を指導 上川英紀 教諭
「毎日、夜遅くまでがんばっていますので、最後までちょっと気は抜けないんですけれども、気持ちを込めて、みんなで作っていきたいと思います」

トロフィーは、予備も含めて20個です。クリスマスまでに本焼きをして完成させる予定です。

全国都道府県対抗男子駅伝は、来月22日に3年ぶりに開催され、RCCラジオではレースの模様を全国38局ネットで実況中継する予定です。

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