触れ合い命の大切さ学ぶ 佐世保・九文小で「移動動物園」

教室内をぐいぐいと歩くビルマホシガメに触れる児童=佐世保市、九州文化学園小

 九十九島動植物園(森きらら)で飼育されている生き物がやってくる「移動動物園」が7日、佐世保市花園町の九州文化学園小(橋本信博校長、99人)であり、1年生33人が小動物と触れ合った。
 命を大切にする気持ちを育もうと、同園に依頼。職員の川上那於さん(28)と米田伊織さん(23)が連れてきたモルモットとビルマホシガメ、ミルクヘビの3種を紹介した。
 児童らは、体のつくりについてのクイズで理解を深めた後、実際に動物に触れて“交流”。ミルクヘビを首にかけてもらったり、教室内をぐいぐいと歩くビルマホシガメを追いかけたりして楽しんだ。福本珠々佳さん(7)は「いろんな動物に触れて楽しかった。モルモットの目と、まんまるとした体がかわいかった」と笑顔で話した。
 触れ合い後、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環で、代表児童が給食で残ったニンジンの皮を飼料として同園に贈った。


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