マイナンバーカードなしでも「ふく育割」発行へ 不満相次いだ子育て世代向け電子クーポン、福井県が発行方法変更

 福井県議会は12月13日、厚生常任委員会を開いた。子育て世帯や妊婦を対象にした電子割引クーポン「ふく育割」について理事者は、マイナンバーカードの有無に関わらずクーポンを発行すると説明した。

 発行方法や時期についてこども未来課は「未定」としている。

⇒「ふく育割」開始直後にはアプリに不具合で手続きできず

 ふく育割は、9月1日時点で18歳未満の子ども(4月2日~8月31日に18歳になった子どもを含む)や妊婦がいる世帯が対象。「ふく育応援団」の店舗で3千円以上買い物をした場合に千円が引かれるクーポンを4枚配布する。

 ふく育割を巡っては、マイナンバーカードによる本人確認が必須となっていたため、対象者や県議から、カードの有無で行政サービスに格差が生じることへの不満や疑問の声が相次いでいた。

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