子ども目線でお薦め本紹介 南島原・加津佐小6年生 地元図書館に展示

6年生26人の書評が並んだボード=南島原市、加津佐図書館

 「お薦めの本ありますよ!」-。長崎県南島原市加津佐町の市立加津佐小(山下泰樹校長、133人)の6年生26人が「来館者に読んでほしい」という願いを込め、本の感想や絵を画用紙いっぱいに表現した「書評」が、市立加津佐図書館に展示されている。
 児童が本に触れる機会を増やし、内容をきちんと理解できるようになってもらおうと実施。伝記や話題の作品など、さまざまなジャンルの本を、同図書館職員が選んだ。
 青木菜々子さん(12)は「決められた行数にまとめるのが難しかった。でも集中して読むことができた」と笑顔。山村空夢(くらむ)君(12)は「PRポイントはカラフルな絵。ぜひ手に取って読んでほしい」と満足そうな表情を浮かべた。
 企画協力した図書館職員の綾部貴子さん(59)は「子どもらしい視点や意見で論評されていて面白い。よく読み込んでいることが分かる」と話した。

6年生が画用紙いっぱいに表現した「書評」

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