広島市で初雪 県北部の山沿いは積雪 今シーズン一番の寒気が流入

広島県内にはこの冬一番の寒気が流れ込み、北部の山沿いの地域では雪が積もりました。広島市中心部でも一時、雪が舞い、初雪を観測です。

RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
「北広島町八幡のスキー場にやってきました。山の上のほうまで雪が積もっています。手元の温度計は氷点下を指しています。風も吹いていて、とても寒いです。」

「やわたハイランド191リゾート」です。ことしは、例年より寒いということで、スキー場の期待も高まっています。

やわたハイランド 福本洋 マネージャー
「雪がまだかと待っていたら、やっと降ってくれて、ほっとしている。コロナ禍で去年・おととしと来れなかった客が『ことしは遊びに行きます』と連絡をもらって、期待している。ことしこそ、白いゲレンデの上に子どもたちの笑顔が見られるのでは」

今シーズン初の雪の取材、感触を確かめてみました。

末川徹 気象予報士
「けっこう、ふっかふか。パウダースノーとなっています。上げてみますね。さらさら。スキーヤーたちにとっては恵みの雪となりそうです」

今シーズンも県内外から多くのスキーヤーやスノーボーダーでにぎわうかもしれません。

やわたハイランド191リゾートは、3日後の土曜日にグランドオープン、予定では、来年3月中ごろまで楽しめるということです。

末川徹 予報士
「スキー場から少し離れた場所にやってきました。こちらでも歩道と道路の境目がわからなくなるくらい雪が積もっています。道路側は、圧接されてシャーベット状になっています」

強い風に雪が吹き上げられ、視界が悪くなっていました。

自宅の前で雪かきしていた女性…。地元の人にとって、これくらいの寒さと雪は、慣れっこだといいますが…。

雪かきをしていた人
「夜中にトイレに行って、何回も外を見た。そのときは、そうでもなかった。朝起きてみたら白いね。天気予報が当たった」

北広島町八幡にある気象庁のアメダスでは、午後2時時点で積雪7センチでした。

一方、こちらは、正午過ぎの広島市中区の情報カメラの映像です。中国山地に積雪をもたらした雪雲の一部が流れ込み、一時、雪が舞いました。

広島地方気象台は、職員が広島市中区で雪が降っているのを確認したとして、広島で「初雪」を観測したと発表しました。平年より1日遅く、去年より3日早い発表です。

いよいよ訪れた本格的な雪のシーズン…。今回の厳しい寒さは、金曜にやや緩むものの、日曜以降、もう一段強い寒気が流れ込む予想です。来週前半にかけて中国山地では積雪が増えそうです。

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